鳴海家と仲間達と……

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「みこち~ん、元気だしてよぉ」 「どうせ、あたしなんか……」 「…………」 ピーンポーン ちぃに正論を言われて軽く凹んでいた時、突然玄関のチャイムが鳴る。 司が立ち上がって、インターホンの受話器を取ると、手短に何かを話している。 そして、用件を済ませ受話器を置いた司は、そのまま玄関の方へと歩いていった。 「もう着いたみたいだね~♪」 「うん、そだね……」 「暗っ!?みこちん、いつからそんな暗い子になったの?」 「どうせ、あたしなんか……」 「まだ言ってるし」 ソファーの上で体育座りをしてるあたしを、ちぃは宥めている。 あたしって、こんな暗い奴だったっけ?と、自分でも思うけど、なかなか気分が軽くならない。 そして、しまいには…… 「幼なじみなんてクソ喰らえだ……」 と、全国の幼なじみカップルの皆さんに対する暴言まで吐いていた。 「みこちん、それはただの八つ当たりだよぉ……」 「分かってる」 そんな暗い会話をしていると、リビングの扉が開いた。 .
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