いざ、温泉旅行へ!!

2/28

221人が本棚に入れています
本棚に追加
/516ページ
3月29日 快晴 いよいよ待ちに待った旅行当日を迎えた。 あたしはいつもよりも少しだけ早めに起きて支度を済ませた後、いざ待ち合わせ場所へと向かおうと玄関へと歩く。 確か、朝10時に駅前で待ち合わせのはずだから、20分前に家を出れば余裕で着くはず。 旅行バッグを片手に家を出ようと玄関のドアを開けた時、目の前に見たことの無い車が停まっていることに気付く。 それは8人位は乗れそうなシルバーのミニバンで、特にあたしの家近くの細い路地に停車してるだけでも、交通が妨げられるだろう。 しかし何故、家の真ん前に停まっているか気になって、門の外へと出ると、一気にその疑問は解決された。 「みこちゃ~ん、おはよ~☆」 そこには、車の窓から身を乗り出し、ブンブン手を振っている苺ちゃんの姿がそこに居た。 車が違うのは、恐らくいつもの車では6人も人が収まらないから、何処からチャーターでもしたのであろう。 「苺ちゃん、おはよ。えっ、駅に10時じゃなかったっけ?」 「うん、そうだよ☆でも折角だから、お迎えに来ちゃった~☆」 「あ、ありがとう、苺ちゃん」 「いいよいいよ~☆さぁ、車に乗って~☆」 .
/516ページ

最初のコメントを投稿しよう!

221人が本棚に入れています
本棚に追加