いざ、温泉旅行へ!!

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「ルーイはこう見えても嫉妬深い奴だからなぁ。多分俺らが何話してんのか気になってるはずだし、機嫌も悪いだろうな」 「確かに独占欲は強くなったと思うけど……」 「だろ?アイツ、未琴ちゃんにはメッチャ優しいけど、俺には結構冷たいんだぜ」 恐らく宮本君の言う冷たいと言うのは、友達として気を許してる分、色んな感情をぶつけられるのでは? 特に類のような控えめで優しい人には、遠慮無く何でも話せる友達の1人は必要だと思うし。 「でも、あたしは逆に宮本君が羨ましいと思うよ?あたしの知らない昔の類を知ってるし、宮本君の前だと砕けた態度になってるし」 文化祭の時に、初めて砕けた類を見た時はかなり衝撃的だったことを覚えている。 それは恋人のあたしでは到底出来ないこと。 古くからの友達にしか見せない類のいつもとは違う表情は、あたしを軽く嫉妬させる程であった。 うん、何とも羨ましいです。 「ん?じゃあ、同じ台詞そのまんま未琴ちゃんに返してもいい?」 「?」 「俺にしか見せないルーイが居るように、未琴ちゃんにしか見せないルーイも居るってこと」 .
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