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まだ新学期の始まったばかりの桜舞う日曜日
リビングには長男秀一と次男の剛がいた
紫亜「秀一~!?」
そこに母、紫亜が入ってきた
秀一は次の授業の準備をしていた
秀一「…なぁに、母さん」
紫亜「来週から奏があんたの所に通うから」
秀一「んー、わかったぁ………て、……えっ!!!!?」
秀一はペンを止めた
紫亜「あら、どうかした?」
秀一「どうかした?じゃないよ!!うち、男子校だぞ!?」
紫亜「…知ってるわよ?」
秀一「なら、なんで!?てか、奏はまだアメリカじゃねぇのかよ!?」
紫亜「明日帰ってくるわよ」
秀一「聞いてないし!!それなら俺明日休む!!」
紫亜「もぅ、子供じゃないんだから簡単に休まないの!!」
それまで黙っていた剛が口を開いた
剛「俺も休む」
紫亜「ほら、剛が真似しちゃったじゃないの!!」
秀一「………あ、もしもし、教頭、急ですみませんが明日休ませていただきます……はい……はい、ありがとうございます。それでは失礼します。」ガチャ
紫亜「……………はぁ、もぅ、勝手にしなさい。」
秀一「明日何着よっかなぁ~♪」
剛「姉ちゃんが観たがってたDVDまとめよ…」
紫亜「あんた達は……相変わらず…ね……💧」
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