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「彰。起きて。」
私は隣で気持ち良さそうに寝ている彰を揺さぶる。
「ん‥‥おはよー」
「おはよ。彰‥‥ごめんね。」
「‥‥‥どうしたの?」
彰は目を擦りながら聞いてくる。
「なんか会社でトラブルがあって行かなくちゃ行けなくなったの。」
「はあ!?まじかよ。今日何の日か分かってんの?」
「分かってる。なるべく早く帰って来るから‥‥ホントにゴメン!!」
彰はしばらく黙った後に口を開いた。
「‥たくっ!分かったよ。早く帰って来いよ!」
彰は私の頭をクシャっと撫でた。
「うん!」
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