先輩

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千花『すいません!お待たせしました!』 先輩の元に行き頭を下げる。 翔『いいよ!気にすんな』 頭をポンと一叩きして歩き出す。 あっ.../// その先輩が触れた頭に手をやり口元が緩む。 追川翔【おいかわ・かける】 1つ上の先輩。 バスケ部のスモールフォワード(SF)兼キャプテン。あたしはそこのマネージャー 先輩は誰よりも高く空を飛ぶ。それはとても綺麗で羽根が生えているみたいに見える。 迎えに来てくれるのは元々は罰ゲームだった。 部内の打ち上げでゲームに負けた先輩は3ヶ月マネージャーのお迎えを命じられた。 それが1年前の話。 今は先輩の教室から体育館までの間にあたしの教室があるから通りがけに迎えに来てくれる 千花『今日から1年生の本入部ですね!』 翔『あぁ。マネージャーも人増えて大変だけど頼むよ』 千花『はい!』 翔『まぁ千花は頑張り屋だから大丈夫か。でもなんかあったら相談しろよ!』 後ろのあたしを見て微笑む。 //// 千花『大丈夫ですよ!』 翔『大丈夫じゃないから心配してんのにな~千花は頑固だから』  
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