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明日は俺の誕生日。
つまり、骸は。
日付が変わる間、変わる前もずっと俺と身体を繋げて居たいと言い出したのだ。
それなら今からヤる必要は無いだろと必死に抵抗を試みてみたが俺と骸の体格差、そして力の違い。
それをして骸は一体何を感じられるのか、何を得られるのか俺には全くわからない。
だが何をしてもきっと逃げることは出来ない。それだけは確信していた。
そして、冒頭に戻る。
数時間に渡る激しい行為。
既に俺の脳髄はとろけ切ってしまい、どこに触れられても強い刺激が走り口からは少し掠れた声が洩れる。
理性など始めて数分で折れ今もずっぽりと俺の中に埋まる骸自身に相手に自分を征服された悦びを感じながら、ふるふると白濁をほとんど出し切った幼い起立を揺らしていた。
最初の数回の行為の後、ぼんやりと宙を見つめていた俺に意識を飛ばしては困ると囁かれ互いに甘い液体を飲んだのが遠い昔の事の様に思える。
こんなに長く激しい行為は初めてで、明日はきっと立ち上がることもままならないだろう。
そんなことを考えていればぐちゅ、と止められていた律動が突然開始された。
「考え事とは随分余裕ですね?」
「…ふぁ、や、んっ…あひぃっ…も、むりっ…」
ずちゅぐちゅ、と赤黒く肥大した雄が俺の中を行き来する度に何度も中に出された白濁とした精子が溢れ骸の足を汚す。
今俺はあぐらを掻いた骸の上に跨っている体勢でいて、下から突き上げられる度に骸の腹に俺の自身がぴたぴたと跳ねる様に擦られ、引き下ろされる時には自分の体重も加わり苦しささえ感じる程に深く結合する。
絶え間なく襲う強い快感に声が枯れた俺はまともに喘ぐ事も出来ず、ただ骸にしがみつきその手に力を込めることしか出来ない。
その拍子で骸自身を締め付けてしまったのか、骸が微かに唸り声を上げたのがわかった。
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