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ガタン ゴトン…
「………………。
(相変わらず綺麗な青空だな。
こっちは最悪だってのに。)」
そんなことを考えながら電車に揺られて学校に向かう弥生。
『間もなく○○―…』
「あ、もう着くな。」
弥生は下りる準備をした。
プシュー…
「よっ。
さて…行こうかな。」
弥生は何となく隣に止まっている電車に視線を移した。
「!!
あいつ!!」
弥生は隣の電車に乗り込もうとしている男性に目を見開いた。
弥生は男性を追いかけていた。
そして、弥生が電車に乗り込んだ瞬間、その男性が振り向いたのだ。
「!
あいつじゃない…」
プシュー…
「あ!!」
開いていた扉が閉まり、電車は出発してしまった。
「あ~ぁ…
やっちゃったぁ…
仕方ない…
今日はこのまま休むか…」
弥生は諦めて大人しく空いている席に座った。
「今日はこのまま電車に乗ってちょっとした旅行でもしようかな…」
そう決めた弥生はしばらくは起きていたがいつのまにか眠っていた。
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