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「なにがだよ」
分かってる。だが、そんな恥じらう顔で言われたら、虐めたくなるだろう。
「この変態が……別に抱いてもいいっていってんだ。将が我慢してるのは嫌が応でもわかる。それに……私は明日お前の妻になるんだ。一日早かろうが遅かろうが、あまり変わらないだろう」
なんて可愛いことをいうんだろうか。
「お前……、俺の理性を試してるのか?」
「だから、理性を保つ必要はないと言っている」
「……あ~、めんどくさい」
楓をなるべく痛くないように、押し倒す。
少しはっとした楓だった。
「おい、少しは抵抗しろよ。本気になるぞ」
「だから、」
とまた何かを言おうとする楓の唇を先程とは違うように口づける。
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