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楓の唇を貪るように奪う。
温まった楓の体が将祐に甘すぎる誘惑をする。
「……、いい恰好だな……だが、俺を甘く見るなよ。けじめぐらいつけさせろ。それじゃなかったら、奏にとり殺されるからな」
楓の髪を撫でると、額に口づけをした。
「……お前って平気で恥ずかしいことができるんだな」
少しばかり恥ずかしそうに目を反らす。
「明日は恥ずかしいもなにもないんだぞ?俺は別にお前を抱きたくないわけじゃないからな。新婚初夜といこうじゃないか」
くすりと将祐が笑うと、楓を起こした。
「優し過ぎて涙がでる……」
「俺は基本優しいよ。さぁ、俺の気が変わらないうちに、さっさと寝るぞ」
起き上がった楓は不満そうに苦笑いをしたが、すぐに笑顔になった。
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