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「今、彼氏をつくろう会結成したとこなんだ。」
あゆみが語尾に☆をつけたようなふざけた言い方で言った。
「あれっ、二人ともいないんだ?まぁ俺は…悪いけど引き取れねぇわ。」
片目を閉じ片手をお断りというようにたてた。
「いや頼まねぇし!」
あゆみが変な顔をしながらつっこんだ。
「高橋くんに何も感じない。なんていうか…“無”なんだよね…。」
私は神妙な面持ちで言う。
「そんな真剣に言われても。そしてそのことばそっくりそのままお返しするわ。」
高橋くんはサンドイッチを口にいれた。
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