幼なじみ

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なぜこの状況で寝ていられるのかあきれながらかがみ、蒼の寝顔をじっとみた。 大学生になって少し眉が細くなったかな。髪は少しくせっ毛だけど柔らかくて好き。目は奥二重。なきぼくろが小さくあって、あごにも小さいほくろがある。おっ、耳の後ろにもあるんだ。 そんなことを考えながら髪をなでていると、 「…何?」 寝ぼけた顔で蒼が言った。 「蒼の観察ー。あんた耳の後ろにほくろあるんだね。」 そっと触ると、 「えっちー。でも俺はちいのここにほくろあるの知ってるよー。」 と言って胸の上を指した。 「てーい。」 布団にへなちょこパンチをする。 すると、蒼はその腕を引っ張ってキスをした。 そして、ニコッと笑って起き上がった。
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