幼なじみ

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学校に着くと掲示板の前に大学で1番仲のいいあゆみがいた。 「おはよー。」 手を挙げて掲示板にむかって歩いて行った。 「あっ、おはよ。今日3コマ休講みたいよ。」 「まじ?」 学校にきた意味がなくなり面倒臭さにみまわれる。 「てかさ、今日の飲み会千鶴も行くべ!」 あゆみは開いた携帯の先を私の方に向けて言った。 「えー。」 「いや外で遊びましょうよ。あんたゲームばっかやってたら大学生活もったいないよ?」 最近の自分の引きこもり具合を思い返す。家に帰って朝までゲームをして午後から学校に行くパターンの繰り返しだ。たまにほぼノーメイクの日もある。 「やばいね。このままだと弱冠20歳で干物女になるとこだった!」 「まじ危険だよ。よっしゃ一緒に飲もう!」 あゆみが肩に手を置き親指をたてる。 「ラジャー!」 私も親指をたてた。
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