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「んじゃ明日でいいや。頑張れよ!女子大生!」
ぽんぽんと肩を叩き上目線で話す蒼に、おもいっきりひきつり笑いをみせた。
そして授業の蒼と別れ、飲み会まであゆみと時間をつぶすことにしてとりあえずカフェに向かった。
全国チェーンのカフェであゆみは新発売の商品を、私はカフェラテを頼み、ふかふかの椅子を選んで座った。
「ふぁー。んでシゲとは付き合うの?」
腰掛けたと同時に単刀直入にあゆみが話題をふった。
「いやぁー…正直考えられないんだよね。」
シゲちゃんはすごくいいやつだとは思うが、彼氏ではないと感じてしまう。
そして、身内で二人が揃うと必ず冷やかす流れが私は正直とても嫌だった。まぁ率先しているチャラ男のせいなのだが。
「やっぱそうかぁ~。つか、どんな人が好みなの?つか、合コンしない?」
矢継ぎ早にあゆみがしゃべる。
「彼氏ほしい!でも合コンはな~。」
私はあまり乗り気ではない返事をする。
「んじゃとりあえず彼氏つくろう会結成しよ!」
「あっしよ、しよー。」
二人でハイタッチして変なテンションで笑った。
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