始まり始まり

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困った。本当に困った。 いや、別にこのままでも良いですよ? でもね、お互い共同生活1日目でね。ほら、大切じゃないですか。まずは形から入れとも言うし。 多分ねくらんは疲れていたのだろう。俺みたいな男と相部屋なんて、口ではああ言っていたけどストレスになっていたに違いない。 それで、ついつい情緒不安定になって泣き出しちゃったんだよ。うん。 これで、もしねくらんが起きて、自分がストレスの元である俺の手の中にすっぽりだったらどう思うよ? …いけない。それはいけない。 つまり、俺は可及的速やかにねくらんを引き剥がして、安全圏(ねくらんの寝室。さすがに寝室は1人1つないとな)に連れて行かなければならない。 危険な任務だが、覚悟を決めろ、男真司! これより作戦を開始する!!
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