始まり始まり

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そんなわけで、まずは第1段階。ねくらんを体から離す。 ねくらんは上に乗っているので、ねくらんごと体を回転させれば立ち上がれそうだ。 「ゆっくりゆっくり……」 体を傾けていく。 30度……60度……90度…… ずり落ちてしまわないように、ねくらんの体を抱きしめているのだが……これがやばい。 改めて言うが、俺は今日の今日まで女子と話しはするがそれ以上はまったく無いという純情ピュアボーイをしていたわけだ。 それが、現在計らずとも女子と共にローリング中。 心拍数は緩やかに上昇中。このままいくと宇宙に行けそうです。 ねくらんは見ての通りちんまいのだが、……まあ、その、お腹辺りにはね、ほんわかと、ねくらんがね、その、女の子だと、分かるようなね、あるわけですよ…………膨らみが。 これは結果的にねくらんを助けるための行動なんだと頭の中で延々リピートしないと挫けそうです。色々と。
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