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メイドが開けた扉から入ってきたのは普段の蜜とは全く雰囲気の違う蜜だった。
「「………」」
皆があんまりの美しさに唖然としたまま固まっている。
普段は滅多に出さない金色シルクの様に艶やかな髪が緩くカーブを描き、白とピンクのグラデーションのドレスの上に掛かっている。
実は意外と豊満な胸の様で、大人のシルエットを醸し出していた。
蜜「皆して絶句とか…もう既に帰りたい…」
アイメイクが施された綺麗な蒼い瞳が若干潤んでいる。
白「そんなことはございません。皆様は蜜様のあまりの美しさに見惚れて言葉が出ないのでございます。」
優しい瞳で蜜を宥め、固まる男性陣に口を開けと睨みを効かす。実に出来た執事だ。
松「白兎の言う通りですよ。蜜があまりにも可愛いらしくて思わず見とれてしまいました」
普段の拓也じゃあり得ない笑顔で蜜に語りかけると案の定顔をトマトの様に真っ赤に染めた蜜。
蜜「あっありがとうっ///」
松「いいえ、事実を言ったまでですよ」
紅「全く…二人だけの空気を作り出すなよ…蜜、めちゃくちゃ似合ってる//」
蜜「おぅ//」
顔を掻きながら紅隆も素直に感想を述べてくれた。
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