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「皆誰なのかに気付いていたことにビックリしましたが俺以外だと思ってましたよ…」
暫くの沈黙から彼は苦い表情をしながら口を開いた。
蜜「拓也は結構鋭いタイプだからすぐに気付いてるかと思ってた…」
いつも冷静沈着の拓也は今では困惑の表情しか浮かんでいない。
松「ずっと俺の片思いだとばかり…」
優しく微笑みながら拓也は蜜に距離を縮めていった。
蜜「たっ//拓也…//」
松「どうかしました?」
蜜「ちっ近いっ///」
気が付けば視界一杯に拓也が広がっていて、鼓動の速さを鎮める術はない。
松「おや?蜜は俺が好きなのでしょう?」
蜜「そう…だけど…」
小さく頷いた蜜を愛しそうに見詰める拓也。
松「抱き締めても…いいですか…?」
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