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もう逃れられない状況に蜜は開き直ろうと諦めた
母「あと、髪は切らなくていいよ♪」
暢気な母の声が何時にも増してムカついた。
蜜「んなことしたら、バレルじゃねぇか」
何が言いたいのか全く分からない蜜
母「カツラ被ればいいし♪」
蜜「ハイハイ…わかったよ、
全ていう通りにするから」
短時間で体力が全て奪われた様な顔を蜜はしていた。
母「あと、言葉使いも男っぽくね♪
て…そのままでも十分か!
あっ!もう時間だから私達は行くね♪」
軽く娘を貶し、ルンルンっとスキップして玄関へ向かう蜜ママ
苛ついたが、もう暫くは会えないと思うと…
仕方なく玄関まで見送りに行く
母父「それじゃね(な)」
二人してハモった後、蜜パパは黒光りするリムジンに乗り込んだ。
しかし蜜ママは乗り込まず、蜜に駆け寄り耳打ちをする
母「ゴソ彼氏できたら写真送ってね♪」
そう言った後、蜜の反応が分かっていたのか…
逃げる様にリムジンへ乗り込んだ
最後までムカつく母だ。
彼氏なんてできる訳がないだろう…
と、ガックリ落ち込む
去って行くリムジンに手を振って家へ戻った。
制服着て3点セットをつけて鏡をみると…
蜜「オタク……」
思わず呟いてしまう程だ
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