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とりあえず
アタシたちは喫茶店に入った。
「もぅ、圭子ったら何も
覚えてないの?いや~だぁ!」
ケラケラ笑う菊乃。
ΣΣ 立ち直りはやっ!!
「唯はよく頑張ったね~!」
圭子はアタシが
逃げ出さなかったことを誉めた。
「足がすくんで動けなかったの、
チビリそうだったしっ」
『あはははは!だと思った』
二人はすっかり落ち着いた顔で
アタシを見て笑った。
まだ、誰かの視線を感じる。悪質な気配…
霊感がないはずのアタシは
何が身に起こっているのか
見当がつかなかった。
「唯…?何してんの…」
「ちょっと塩をまいておこうかと(泣)」
アタシは頭から塩をかけて、
座っている椅子のまわりも
塩で浄めた。
「唯が壊れた~あははは!」
笑いたけりゃァ、笑うがいいサ💨
アタシの頭や肩は
雪が降ったみたいに白くなって
店のマスターに叱られた(泣)
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