288人が本棚に入れています
本棚に追加
「誰かから連絡うけただろ。そいつの名前をいえ。」
俺は男にそう言った。
「へっ、誰が言うかってんだ。こう見えても俺は口が…。」
バンッと俺は男の膝に発砲した。
「ぎ、ぎゃあああ!!」
「早く言え。俺はそんなに気は長くない。」
また質問する。
「あ、赤城って人だ。」
今度は答えた。
なんとなく予想はしていたので、あまり驚きはしなかった。
「赤城…。」
俺の人生をブチ壊した一人。
「他に知っていることは?」
さらに質問する。
「も、もう俺はなにも知らねぇ。本当だ、しんじてくれ!」
すっかり涙目になっている。
俺は利用価値のなくなった男の眉間に再度照準する。
最初のコメントを投稿しよう!