デザートイーグルを構えた女

14/22
前へ
/253ページ
次へ
「もしもし。」 「こちら西賀。アクシデントがあります。」 「どうした?」 「誰かに『仕事』を見られたかもしれません。」 「本当か!?」 「はい。気配を感じました。」 「そうか、ならば大至急そいつを探さなければ。」 「すいません。」 「謝るのは後だ。」 加治さんには本当に感謝しなければいけない。 とりあえず俺は『仕事』場をあとにした。 自宅へ帰った俺は風呂へ入る。 そして丹念にからだの隅々まで洗う。 先程『仕事』をしたばかりなので、丹念に洗わないと血と硝煙の臭いが抜けないのだ。 風呂から上がった俺は服を着て布団へとむかう。 『今日はなんだか疲れた…。』 そこで俺の意識は闇へと落ちた。
/253ページ

最初のコメントを投稿しよう!

288人が本棚に入れています
本棚に追加