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――――――
「生きていたのか…。」
男はテレビの画面を見ながら呟いた。
テレビの中では、ヤクザと少年の銃撃戦が繰り広げられている。
その少年は、西賀。
ヤクザ達に情報を流したのも、武器を渡したのもこの男だ。
男は驚いた顔を浮かべている。
画面では決着がついたようだ。
「いずれまた会うだろうな…。」
男の名は、赤城飛沫。
西賀の人生をブチ壊した奴等のうちの一人。
男は呟きながら、テーブルの上に置いてある巨大な拳銃を手にとる。
そして画面の西賀に向け、照準する。
「その時は…。」
そう言って男は拳銃を発砲。
画面が粉々に砕けた。
そして男は闇に消えていった。
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