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「わぁ、ホントに2組勝ってんじゃん‼」
「・・。」
結果を見て思わず声を出したチナミ。するとチナミの後ろに誰かが立ってるのに気が付いた
「君、何組?」
「え、6組です」
いきなり声をかけられる。そこには美男子が立っていた・・こんな人うちの学校にいたっけ?
「じゃあ明日当たるんだな、うちのクラスと決勝・・」
「2組なんですか貴方。」
「ああ、さっきの試合出てたんだけどね、やっぱりサッカー派?」
「いや、私の親友がサッカー派というかアイドル派で・・って出てたんですか⁉」
「ああ、おかげで汗ヤバいわ」
タオルで汗を拭く美男子君これはまた絵になる訳で
「そうなんだ、お疲れ様です。正直2組ノーマークだったから勝ったって聞いて驚きました。山田の奴、そんなにいいプレーしたんですか?」
「まぁ、バスケ部だけあっていい動きしてたと思うよ」
結果を見ながら呟く
52対30・・圧勝とまではいかないが、5組は4人がバスケ部。2組は・・1人
やっぱり山田何したんだよおい・・。
「明日、お互い頑張ろうな」
「え?」
「君、昨日の試合でてたろ?」
「あっ、見ていただいて光栄です」
何となく恥ずかしくて目を逸らす
「あの、良かったらコレどうぞ」
さっき買ったスポーツドリンクを渡す
「・・スポドリ、いいの?」
「汗かいたら水分補給です」
「ふふ、ありがとう君優しいね」
「いや、そんなことないです」
照れもせず、ため息まじりでそういった
「・・めてだ・・」
美男子君が何か呟やいた
「えっ・・?」
「いや何でもないよ、明日頑張ろう。お互い表彰台のぼれるといいね」
「色んな意味で複雑です」
「確かにそうか」
「ぷっ」
二人で笑った
「それじゃ」
「あ、はい」
美男子君はスポドリをあけて飲みながら行ってしまった
(・・名前、聞いときゃ良かったかも)
チナミも教室に戻った
、
これがアイツとの出会い
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