555人が本棚に入れています
本棚に追加
「さぁさ!
授業始めたいんだけどなぁ?」
「鳴海先生!
そやね、授業しようや」
「蜜柑、俺まだ教科書無いから見せてもらってもいい?」
「もちろんええよ」ニコッ
「ありがとう」ニッ
―――――
そして放課後。
「あ、そうだ
白羅に学園案内してあげるわ!」
「え、いいの?
なんか反対されてたみたいだけど…」
「そんなの気にせんでええって!
ほな行こう!」
グイッと、蜜柑は白羅の腕を掴んで颯爽と教室を後にした。
「……馬鹿ね、蜜柑は。
鈍感というよりただの馬鹿だわ」
蛍は一人、呟いていた。
.
最初のコメントを投稿しよう!