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そっ…
「白羅……?」
白羅の指先が蜜柑の頬に触れる。
「蜜柑……」
スッ
指先が蜜柑の唇に触れる。
「どうしたの…?」
「俺の……」
言いかけた言葉が遮断される。
「な、なつめ……」
棗が白羅の腕を掴んでいた。
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