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トントン…
材料を切っている時、蜜柑はぼーっとしている棗が目に入った。
「こら棗!
ご飯作るの手伝ってや!」
「…は、めんど」
「ふん!
じゃあ棗には後片付け全部してもら……ったぁ!!」
よそ見をしてしまったため、蜜柑は包丁で指を少し切ってしまった。
「……ッたぁ……
やってもうた…」
「……ったく、貸せ」
ぐいっと、棗が蜜柑の手首を自分の方へと引き寄せた。
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