中年風乙女男子高校生

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昼を食べ終わり、 更には午後の授業も終わり 放課後。 まさるの足首を折った原因が、 隣のクラスから現れ、 近づき話しかけてきた。 「まさる、かえろうにゃー」 「おう、帰ろうか」 まさるの足首を折ったのは、 まさるの彼女である、 「あやな」さんだ。 まさるはかなりのドMで、 あやなさんに殴る蹴る される事に悦びを 感じている――のだが、 流石に今回はやりすぎたらしい。 つまりは、 あやなさんがやりすぎた。 そんなこんなあんなやんなで、 罰ゲーム。 まさるの足首を折った為、 罰ゲームをうけた あやなさんは、 現在進行形でその 罰ゲームを実行中だ。 その内容は、 足首が治るまで、 いつもいつでも猫語 というかなりのハードなものだ。 それを喜んでやっている あやなさんは……変態だよね。 この人なら、まさるが言えば この場で猫耳を恥ずかしがり ながらも付けるかもしれない。 「やっとじっちゃんと 会えるにゃよね。 ボク楽しみだにゃあー」 「そうだな。どんな風に 成長してるかがみものだな」 風の噂では、 あやなさんの先輩らしい。 ……まさる虐待要員の 先輩らしい。 なんだそりゃ。 そんで足首折ってたら 世話無いよ。 「身長があれから 殆ど伸びてないんにゃってさ」 「へえ。それはそれで、 需要はあるよなあ。 特にひろみ」 「はいはい。どうせ僕は ロリーですよロリー」 本当はショタだけど。 なんてのも当然言えなかった。
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