†序章†

10/21
前へ
/185ページ
次へ
家を出て、ハインゼルの森へ向かうトキオ。 トキオ「さぁぁてと。さっさと森に住み着く魔物共を退治して家に帰って寝るかぁ~」 トキオはそう言い森へ向かう。 その時だった。 石に躓き転けるトキオ。 トキオ「あっうぉ!!」 トキオは転ける。 転けた時に目の前に男性が居た。 ???「…………おい。大丈夫か?」 男性はトキオに手を差し伸べる。 トキオ「えっ?あ、ああ大丈夫。ありがとっと。」 トキオは男性の手を借り立ち上がる。 トキオ「俺はトキオ。トキオ・アグレイシアだ。あんたは?」 トキオは男性にそう言った。 ???「アグレイシア!?するとお前が!!」 男性はアグレイシアとの名前に反応する。 トキオ「えっ?」 ???「いやなんでもない…………オレの名は睦月。霧咲 睦月だ。」 男性は睦月と名乗った。 トキオ「キリサキ ムツキ?名前からしてあんた異国の人間か!?」 異国とはデストラクションの世界に住む中でも、神々の戦争があった1000年前に出来たと言われる。 睦月「…………帝国からの通行証なら既にもらってある。」 異国の人間が帝国領土に来る時には通行証が必要となっている。
/185ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加