†序章†

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トキオ「ゼウス…………ゼウス・マクシミリアン…………どこかで聞いた気が」 睦月「ゴードンさん。しっかりしてください。オレです睦月です。」 睦月はゴードンに近寄りゴードンに話し掛ける。 トキオ「そ、そうだ!!と、父さん!!」 トキオもゴードンへ近寄る。 ゴードンはまだ意識はあった。 ゴードン「と、トキオ…………ぶじだっ……たか。」 トキオ「父さん!!父さん!!」 ゴードン「それ………に睦月………か。ひさ………しぶりだな…………」 睦月「…………ゴードンさん。今日オレは貴方に訊ねたいことがあり参りました。ですがもう用件は済んでしまいました…………」 ゴードン「用件…………そう…………か。彼の用件か…………」 睦月「…………縁は切りましたが、約束でしたから。ゴードンさんの仇はオレがとります。そしてゼウスが持ち去った物を取り返します。」 睦月はゴードンの手を握りそう言った。 ゴードン「た、たのんだぞ…………」 睦月はゴードンの手を放し、村を立ち去ろうとする。 トキオ「ちょ待って……」 ゴードン「トキオ…………」 トキオ「あっと、父さん…………」 睦月「…………お前。強くなりゼウスを倒したいならまずは帝都へ向かえ。オレは独自でゼウスを追う。」 睦月はそれだけ言うと村を立ち去ってしまった。 トキオ「あいつ…………」 トキオは持ち去った物とやら、睦月とゴードンの関係、なぜゴードンがゼウスと戦い致命傷を負ったのとか聞きたいとこはあったが聞く時間がもはやなかった。 ゴードン「と、トキオ…………エレンとメデスを…………たのんだ…………ぞ。おまえは………わたしの…………………」 トキオ「と、父さん?父さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」 ゴードンはもう目を開けることはなく、喋ることもなく、もうゴードンはこの世にはいない。 トキオはゼウスに対し憎しみを覚え、必ずゼウスを殺すと心に誓った。
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