ラスト・チャンス

昼ご飯と挑戦

マイペース・・・そうか。私はなんか納得だった。人に合わせたくても合わせられないくらいマイペースなんだ、私。と目からウロコが落ちた。
「麗奈ちゃんはさ、私といるのいやならいやって言ってね？いやな思いしてほしいわけじゃないから。」
木島さんは軽く苦笑いで言った。私の顔を覗き込む。私は疲れるとは思っていない。テンション高くいろいろな話をしてくれて、私にあまり意見や同意を求めてこないのは楽だ。それに小さい聞こえないぐらいの声でも聞いててくれる。
「私は、麗奈ちゃんと友達でいたいな。女の勘がこの子と友達になると面白そうって言ってるから！」
木島さんは笑顔でまっすぐ私に言った。もう気づけば教室についている。私は木島さんの笑顔をみてなんともいえない暗い気持ちになった。