プロローグっぽいとこ

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じりりりりりりりり! ゲロゲーロ!ゲロゲーロ! ピーーーー!ピーーーー! もぞもぞ・・・チン!ガン!ポロッ 私の朝はこの3つの目覚まし時計との格闘から始まる。 たまに3つ全部寝ぼけて止めて、そのまま二度寝したりしちゃう。 私はまだ床に転がってるカエルの目覚ましを拾い、のっそりと起きる。 長い髪が邪魔で前が見えずフラフラしつつ洗面所へ行く。 あ、目覚まし洗っちゃってる。 「なにしてんのよ!」 「・・・」 あーあ。母さんに見つかっちゃった。 「時計これで20個は壊してるじゃない!もっと自己管理しなさいよ。だいたいあんたはただでさえ暗くて気持ち悪いんだから!」 ・・・これでも実の母親のセリフ。まあ間違ってないからどうしようもない。 とりあえず顔を洗おうかな。そんなことを思いものすごい寝ぐせでぐちゃぐちゃの髪をあげる。 今日から高校三年生になるというのに遅刻はしたくない。
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