プロローグっぽいとこ

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まだ母さんはぐちぐちと喚いてる。 そんなだから父さんにもきらわれるんだよ、とは言えないけど。私の両親はずっと仲が悪く、とうとう小学生低学年のとき離婚した。 母さんは私を引き取らないって言ったけど、民事裁判で決まってしまったそうだ。 そしていままでストレスぶつけられながらやってきた。 そういえば・・・今何時だ? 洗面所の置き時計をみる。 7:45 8時にはでなきゃまずい! 私はもう毎日こう。遅刻ぎりぎりで朝ご飯は食べないし、髪も中途半端。でも寝ていたいんだ。寝てるときが一番幸せだしね。 そんなことを思いながら顔を洗い終え、制服に早着替えした。横着極まれりってとこ。 さあ、行こう。 私はゆっくり俯きながら朝のすがすがしい空気と暖かい光の中にでた。 今年こそ・・・友達作って恋してみたい。と思いながら光の中を歩み始めた。
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