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キーンコーンカーンコーン!
四限目が終わる合図のチャイムがなった。一斉にざわめく教室。先生もさっさと終わりたいらしく荷物をまとめて出て行った。
私の高校は昼休み、どこで誰と過ごしてもいいフリーな制度だ。もっとも私はこの制度好きではない。必然的に独りランチが決定するからだ。
さて、今日はどこでなら食べられるか。そんなことを考え廊下を歩く。後ろから大きな声が聞こえた。
「金野さん金野さん待って~!!」
・・・幻聴?と我が耳を疑う。
カネノサンマッテ?私は金野麗奈・・・はぅ?!私!?と気づき振り返る。
「金野さん、いたいた~!ね、ご飯一緒に食べようよ!」
振り返った瞬間ぶつかりそうな距離に女の子がいた。反射的に後ずさる。その女の子はきらきらと私を見つめている。木島さんだとようやく気づいた私は言葉を探す。ただ突っ立って見つめ合う状態で彼女は待ってくれている。なにか、何か言わなきゃ・・・そう思いとりあえず頷いた。
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