挑戦

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「頷いたけど・・・OKってことでいいんだよね?いやなら無理にとは言わないけど・・・。」 (とっても嬉しい!いやなんかじゃないよ!) そう思ったのに言えない自分がいやになる。まだすこし不安げに私を見ている木島さん。 とにかく何か言おう・・・初めての会話! 「・・・中庭でいい?」 言えた!なんか求められてたことは言ってないけど言えた!と内心万歳してみる。それを聞いた木島さんは、 「いいよ~!じゃ、行こっか。」 こうして私と出会った彼女木島菜々さん。どういう人かはわからないけど・・・とりあえず友達作るチャンスに挑む覚悟をしつつ廊下を歩く。 道行く生徒はみんな私に目を見張り、木島さんを物珍しげに眺めている。 ・・・私は引き立て役に選ばれたのかな、と思ったがまあ、もっと話せれば解るかなと考え落ち着く。 もうすぐ中庭という決闘場につく!
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