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∽紅い月と甘い蜜∽
紅い月が 浮かんでる
あの月を みる度に
私の華は 蕾が緩み
甘い蜜が 滴り落ちる
あの日の紅い月の下
蜜を流し始めた まだ蕾の華に
貴方は 華の中心に 銀色のスプーンを捩りこめて 貪欲な様で 華を掻き回し甘い蜜を掻き出しつくす
蜜の甘さに 酔いしれて
スプーンを 落として重なる躯
紅い月が来るたびに
月の光りに 紅く染まった華は 甘い蜜の香を漂わせ
許されぬ罪に 光りを求め
狂おしく咲いて煌めきながら
私の躯に舞い散る 貴方の甘い蜜
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