~さ迷う指先~

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~煙り~ 私の回りの煙りの様な愛 煙りの様な愛が体を包み込む 見ている様で見ていない互いの隙間 触れているようで 触れ合っていない心 繋がっているようで 深くは繋がらない会話 気付いているようで… 何も気付いていない仮の恋人 そんな煙りの様な愛 そんな愛が私の体に纏わり付き 消えていく 吹けば消えるような煙り それでも 今の私には必要な仮の愛 いつか 私の回りの煙りを振り払い 私を抱きしめて包み込んでくれる そんな愛しい空気に包まれたなら 私の死にたい心の煙りも消えるのかしらimage=273726461.jpg
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