Prologue

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…… ………ピ… ………ピピピピ… ピピピピピピピピピピピピ!! カチッ… カーテンの隙間から日差しが差し込み、小鳥の囀りが聞こえる。 …もう…朝、か……。 体は疲れが取れていないのか、まるで重りをはめている感覚だ。 ふと俺は目覚まし時計に目を向ける。時刻は8:32。 …………… …やっべ! 俺は重りの張り付いた体を即座に起こした。 言うまでもあるまい、遅刻である。 バタバタと制服に着替え、まるで風にでもなったかの様に自転車を漕ぎ出した。
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