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俺は教室のドアを開けた。 しかし先生の姿は無く、教室はとても賑やかだった。
まだ来てないのか…。と安心して机に向かう途中、ある方向からとてつもない視線を感じた。
その方を見ると、ニヤニヤした男がジッと俺を見つめていた。
ショウ「こ、これはセーフだろう!」
男は言う。
「俺の勝ちだあああああああああああああああああ!!!アーッハッハッハッハッ!!」
コイツこそ、勝負をしかけてきた男。名前は"白川 和也"(シラカワカズヤ)通称"カズ"である。
カズは続けざまに言った。
カズヤ「お前は負けたんだ!きっちりと千円戴くぞ? ハッハッハー!」
ショウ「うぐ………」
俺はこんな惨めな返事を返す事しか出来なかった。
事実、遅刻の量ならカズの方が何回もしている。負ける気もしなかった。 …まさか負けるとは……
「朝っぱらから元気だねぇ~」
そんな声の方をみると、一人の女性…いや、ギャルが座っていた。
カズヤ「うわ!今日は珍しくも化粧している!どうした真理恵!何があった!」
マリエ「ハァ!?あんたが今日買い物着いてこいってゆーから朝から化粧してるだけだっての!」
カズヤ「そんな事…言った!ハッハッハ!」
こいつも俺の友達。名前は"山崎 真理恵"(ヤマザキマリエ) 性格もカズに対抗できる力を持っている。
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