プロローグ

傷つけたあなたへ…… 伝えたいことがあります。　　　　　　　直接あなたに届く事はきっと無いけれど… せめてこの気持ちをここに記します。『ありがとう』。そして『ごめんね』。次々と浮かんでくる思い出を添えて………… いつからか… 私にはどうしようも無く好きな人が出来ました。その人は私とは違い、とても大人で、すごく優しくて、頼りになる人でした。そんな人だったから私はすごく甘えて、わがままばかり言って困らせてたよね。でも………… あなたはいつだって何ひとつ　　　　　　私に怒ったり小言を言ったりしなかった。　　　　　　だけど本当は私といるの疲れてたよね。だから　　　　　　　　　　　　　　　これでいいんだと思った。だけど……………… だけれども私は………… でもね……… 　　　　　　　　　　　　どんなに思っても、どんなに泣いても、もう会えない人だから…。

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