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4.
ツ「おや」
閻魔「あ、ツクヨミさん」
ツ「閻魔さんがお出かけとは珍しいですね。今日の審判はお休みですか?」
閻「はい、今日は下の者に任せてあります」
閻「ツクヨミさんはお出かけですか?」
ツ「いえ、暇だったので散歩でもしようかと思って」
閻「じゃあ私の買い物に付き合ってくれませんか?」
ツ「了解です」
ツ「ここは……?」
閻「そりゃ見ての通り、ケーキ屋さんですよ」
ツ「ケーキとか食べるんですね」
閻「心外ですね。まるで私がケーキに興味が無いような言い方ですね。」
閻「私の夢は人間界に存在する全てのケーキを食べ尽くす事です」
ツ「じゃあ人間達がいなくなったらもう永遠に食べられませんね」
閻「人間達にはなんとしても生きていて貰わないと」
ツ(こういうところは女の子っぽいなぁ)
閻「私は男であり女です。男の子みたいとか女の子みたいとかは貴方のイメージでしょう」
ツ「あれ、心読まれた」
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