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俺はある程度都会な街から少し離れた住宅街に住む普通の高校生。
名前は斉藤優樹。
みんなの評判からすると顔はカッコイイらしいのだが、俺は普通だと思っている。
それよりも悩ましいのが、学力の乏しさ。
行きたかった公立高校に見事落ち、仕方なく近くの私立の高校に行くことになった。
そこでの一年間はそこそこ楽しめたし、悪くなかった。
しかし、昔からの性格でクラスにはあまり馴染めなかった。
明日から二年生になることに不安を抱きながら、春休み最後の日を過ごしていた。
ピンポーン
一階から訪問客が来たことを知らせる音が聞こえた。
しばらく経ってもその音だけが鳴り響き、誰も出る様子はなかった。
俺は仕方なく一階に下り、玄関に向かった。
それにしても、誰か知らないけどインターホン押しすぎ。
うるさいったらありゃしない。
若干イライラしながら玄関の戸を開けると、少女?が立っていた。
“?”を付けた理由は、すごく可愛くて大人っぽい服装をしているのに、それに反比例するかのように小さい。
目測150くらいしかないかと思われる。
まぁ顔はすごく可愛いんだがな。
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