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「私はお父さまとお母さまと一緒にいたいのです」
王さまは首を横に振って言いました。
「おとなしく言うことを聞きなさい。戦争が終わったら必ず迎えに行くから、それまで辛抱するんじゃぞ。なぁに、わし達には南の国がついているんじゃから、決して負けるはずは無いわい」
結局お姫さまは、暗く、小さな天窓が1つきりしかない地下室で生活することになりました。
そして間もなく、戦争が始まったのです……
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