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「お父さま達はどうしているかしら」
お姫さまは小さな天窓をしきりにのぞきました。
しかし見えるのは青い空だけ。ときどき遠くの方から大砲の音が聞こえてきます。
一緒に地下室に入れられた召使達も、不安そうな声で外についてあれこれ話をしていました。
「王さま達は大丈夫なんだろうね?」
「南の国がついているんだから大丈夫さ!」
「でも東の国の軍隊は強いだろう?それに最近ではこの辺りに鉄の皮とたてがみのライオンがでるそうじゃないか!」
その話の一言一言が、お姫さまの胸をキュッと締め付けました。
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