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戦争が始まってしばらくたったある日のことです。地下室の扉を、ドンドンとたたく音が聞こえました。
「お父さまが戻っていらっしゃったのかも!」
お姫さまが心踊らせながら扉を開けようとすると、それを急いで大臣が止めました。
「敵がやって来たのかも知れませんぞ!ここはこの大臣にお任せください」
そう言うと大臣は扉の鍵穴から外をうかがいました。すると……
「ぎゃーーーーーー!!」
のぞくと同時に大臣は叫び声をあげて、わなわなと震えながら部屋の隅に隠れてしまいました……
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