†GW2日目 afternoon †

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  「まぁ俺はお前等がなんで怖がってるのか分からなかったけどな」 「ハハハ……流石タロちゃん」 川崎は苦笑いを浮かべながら口を開く。 「まぁそんな対等に話してくれるタロちゃんだから、佐伯リオは心を開いたんだよ」 「…………」 佐伯リオは俺に心を開いてくれてるのだろうか? 若干疑問を抱いたが、これは時間がなんとかしてくれるだろう。 佐伯についてはよく分かった。 後は……佐伯を救うとはなんなのかだ。 「……佐伯については正直頭が追い付いてない」 「そっか……まぁ“普通”に考えたら頭の理解が追い付く方が難しいからね」 「せっかく田中さんも……川崎も話してくれたのに……すいません」 頭では分かっている。 事実なんだと。 でもそれを想像しまいと、認めまいと拒む意志がまだあるのかも知れない。
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