†GW2日目 afternoon †

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  「それでも……こんな俺じゃ理解出来ないかも知れないけど……佐伯を救うってなんですか?救えるなら……なんでもしますから」 これは偽りのない本心だ。 その誠意とか決意とか色んな感情を込めて、田中さんに視線を送る。 「そうだね……今日はその為に来たんだからね」 田中さんは軽く微笑むとすぐにキッと真面目な顔になる。 「まず君には彼女と一緒に暮らして貰う」 ……………………えっ? 「ちゃんと根拠はあるから落ち着いて聞いてね」 「あっ……はい」 疑問により熱くなった脳みそが田中さんに論されることにより、冷却していく。 「単純な話。タロ君と彼女が一緒にいる時間が多ければ多い程、2つの人格に関わる機会が持てるからね」 確かに。 普段はといっても入学して、佐伯と出会ってからまだ1ヶ月しか経ってないが。 それでも佐伯と関われるのは学校がある日だけであり、大抵は夕方前には関わりは無くなる。
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