第1章

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帰りたくなかった。 帰ってしまったら…… もう彼の隣に居られなくなってしまう。 そんなの嫌だった。 でもいつかは帰らなければならない。 何時までも彼の世話になる訳にはいかないって事はわかっている。 でも……。 もう少しだけ……。 彼の隣にいさせて……。 私は母にメールを送らずにケータイをそっと閉じた。
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