🈲神社の女

4/6
前へ
/144ページ
次へ
もう少し近づいてみると、女のひとは、 [殺してやる、殺してやる]と叫んでいた。僕は怖くなり、急いで帰ろうとするとその女のひとは僕の方を向き、 [殺してやる、殺してやる] と言って、追いかけてきた。僕は全速力で近くの公園のトイレへ逃げこんだ。 しかし、あの女の声がきこえて、ひとつひとつずつドアを開けながら、 [ここか、ちがうな、ここか、ちがうな、じゃあ・・・ここか] そういって、僕がいるトイレのドアを開けた。ギーー、 [見つけたぞ。殺してやる] そして僕は、気を失った。
/144ページ

最初のコメントを投稿しよう!

203人が本棚に入れています
本棚に追加