・動き出す心

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そして人物Aはいかにも真面目ながり勉君タイプ。 荷物整理は済んだのか済んでないのかは知らないけれど、部屋にある長方形型のテーブルに参考書を広げていた。 こんな所まで来て勉強か、よくやるな~… 人物Bはいたって普通。 TVアニメやドラマの中に出てくる役に例えると、ちょくちょく出て来る目立ち過ぎず存在感が薄い訳でもない脇役、主人公の友達の様な感じだ。 けどやはり特進クラスだけある。 人物B、彼もまた参考書をカバンから取り出した。 俺はとりあえず空いているスペースに適当に腰かけた。 カバンを見たとして、対して荷物整理もなにも整理するものがない。 再び周りを見ると、明が携帯をカチカチカチカチものすごい速さで片手で打っていた。 ……まじで速い…; カチカチカチカチカチカチカチカチカチ― ……いや、見事に速い…。 あ、そういえば冬樹は… ……寝てる… 何だこの単独行動… まあ、ワイワイ騒がれるのも嫌だからいいけど。 そんな事を思いながら携帯を取り出し、画面をみると ¨新着メール:1¨ の文字があった。 どうせ大樹だろうな。 ・
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